杓子blog

杓子による猫のための

日は落ちる、されど月が登る

2020年12月31日

発表の通り、彼らは去っていった。

 

2021年1月1日を自分はどう迎えているのだろうか、と

この2年間彼らを各所で見るたびに考えていた。

 

「早く来年になってほしい」「来年にならないでほしい」

こんなにも葛藤した気持ちを抱えて年越しすることは

今までに記憶がない。

どんな状況下でも彼らは私達とつながりを持つために

色んな場面で工夫して会いにきてくれていた。

 

晦日

可愛い可愛いあの子たちは、最後の力を振り絞って

全力でパフォーマンスしてくれた。

感情も出し切ってくれた。

嵐がみんなを、みんなが嵐を愛している。

それがライブという形で現れた。

際の際まで嵐を堪能できた。

 

 

嵐は太陽だ。

私の人生は時々強い日差しに照りつけられていた。

 

今、太陽が落ちた。消えた。

私は暗い中に取り残された。

また別の太陽を探さねばならない。

 

 

嵐は、月になった。

暗い足もとを優しく照らしてくれる。

そんなに明るくはないけれど

寄り添ってくれている。

 

嵐は戻ってくるのか、誰にもわからない。

目の前からいなくなったからといって応援をやめる、という選択肢は

絶対にないと思っている。

ジョン・レノンエルヴィス・プレスリー美空ひばりマイケル・ジャクソン

彼らが生きていないからって応援しないってことはないでしょう?

嵐は、みんなが忘れない限りずっと生き続ける存在なのである。

曲を聞かない日、テレビで観ない日が増えるかもしれないが

初めて観たときのこと、初めて覚えたときめきを

忘れないでおこうと思った。